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なつかしい友より連絡あり、なつかしい時代にふれる

高校時代のクラス会の幹事をしています。

クラス定員25名と少人数の専門コースでしたので、生徒同士も先生とも仲が良く比較的頻繁にクラス会を催しています。

 

案内状を送付していましたところ、昨日、永らく音沙汰の無かった友よりクラス会は欠席ながら回答の電話をくれました。その彼は、おとなしく控えめな性格ですが、お人柄か、皆の人気者で男女問わず「さん」づけの愛称で呼ばれていました。

 

しかし、彼はなぜかクラス会に顔を出すことなく数十年が経過していたので心配していました。ですから電話をもらった時は、ただ、ただ、うれしく短い会話中に何度も「うれしい」と叫びました。我がクラス25名中、男子は9名で劣勢の3年間を過ごしましたから連帯感は強く、卒業してからも何度か夜の街を飲み歩く仲でもありました。その後、結婚やら転勤やらですっかり疎遠となっており、会う機会がまったくありませんでした。

 

30年ぶりの会話でした。ほんの数分だったと思いますが、とても長い通話であったような余韻が今も残っています。

 

思えば、彼は当時、ヨット部の先輩が起業したレンタルレコード店(時代ですね)に勤めていました。私は若い時から自信で商売をしたいと考えていたので、その頃は、彼よりもそのお店、というかその経営者に非常に興味を持ったことが今も思い出されます。2年上の先輩としても25~26歳でしょうね、当時数店舗展開していたのですから行動力と実力を兼ね備えていたに違いありません。

レンタルレコード店は時代の波で、その後レンタルCD店に、またその後レンタルビデオ店に変化していたようですが、今はそのお店の名前はどこにもありません。商売変えしたのでしょうか?

 

エイベックスの創業者もレンタルレコード店を経営していたようなので、もしかするとその先輩の経営者も立派な実業家になっているのかもしれませんね。

 

などと書いていると、そのお店があった、昔の賑やかだった高松の商店街の様子が蘇ってきます。30年ぶりの友との会話でタイムスリップしてしまいました。時をかける中年です。