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クラウドファンディングという売り方

ネット業界の流れに乗るには私の年齢では、いささかスピードについて行けず、乗り遅れてばっかりの気がします。

 

クラウドファンディングというのはボランティアや災害支援が主体で、起業や商品開発も画期的な物でなくては?と思い込んでいましたが、今やそうではなく、既存商品の販売にも利用されていることを知りました。角度が異なる販売チャンネル、あらたなショッピングサイトと考えてよいのかもしれませんね。

 

もちろん、そこには、目的や背景で、出資者に共感して頂くことが、大前提ですが、考えてみれば「欲しいもの」を購入すること自体が「興味」や「共感」を持って行動する行為ですから、決して難しいことではないと思えます。

 

たとえば「盆栽」に興味がある人は多いが、購買行動を具体的に実行しようとした場合「価格」と「難しさ」の壁にあたることで「共感」できなく、あきらめるケースは決して少なくないと思います。

 

ならば、初心者の方にも気軽にリーズナブルに盆栽に興味を持ってもらう「盆栽の入り口」を通過していただく商品、盆栽の世界の入場券的商品を提供するという目的であるならば、クラウドファンディング的な思考にマッチするのでは?と考えました。

 

盆栽が高価なのには理由があります。長い年月を経た素材は数が少なく、そこから盆栽という商品になるまでに、また期間を要し、熟練の職人による手間がかかるためです。でも画像の黒松の寄植は種から僅か2~3年程度で、しかも畑で量産できますから、わずか数百円です。木の1本、1本は細いので針金を巻いて曲げてやるといとも簡単に自由自在に曲がります。

 

十数本の木にテーマを設定して曲げてみます。画像の樹形は「吹き流し」です。一方から風が吹いてなびいているような樹形です。この作業、器用な人なら20分程度、そうでない人でも30~40分程度でできます。もちろん、木が細い期間は、ある程度形の変化も楽しめるし、なにより1~2年後に針金を外した時に、針金なしにその樹形が固定されている様は圧巻です。

 

その時は「盆栽愛好家」が一人生まれることになるはずです。

 

鉢を選ぶ楽しみもできますし、黒松以外にも応用できます。これってクラウドファンディング的な商品企画に適していますよね。・・・よしチャレンジしてみよう。