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2018東京視察 part4 帝釈天の松

私が撮影した画像は参拝者が多く写っていましたので、帝釈天のHPから画像をお借りしました。

 

本堂の入り口脇から3方に伸びる「瑞龍松(ずいりゅうまつ)」です。遠目に見ても黒松とわかるしっかりした葉性で葉長はやや長めです。樹齢450年以上の立派な松です。樹形は荒々しく「龍がごとく」を感じさせますね。

 

お参りすると必ず遭遇する位置にあり、まさしくシンボルツリーとしての存在は強く、信仰する人たちにとっても重要な存在になっています。

 

したがいまして、まさかの時に備え、この木から接木し同じDNAを持つ後継の黒松が準備されています。いわゆる「瑞龍松2号」ですね。

 

実は、こういう取り組みは全国的に行われており、歴史的に重要な木や、地域の人々にとって重要な木は、この2号が準備されていることが少なくないのです。もちろん、この2号が活躍しないことが理想的ですが、木にも寿命があるとされています。たまたま長生きして樹齢450年を超えていますが、ある日突然枯れだしたり、害虫の被害にあったり、落雷という事故も皆無ではありません。

 

とくに、信仰の場所に存在する木は、心のよりどころであったりもしますので、まさかの時の2号は重要かもしれませんね。まさに、心の準備です。