意外な商品とお思いでしょうが11年間、地味に売れ続けている商品です。
このラップ、一般的に有名な「サ〇ンラップ」や「ク〇ラップ」と違い、外食産業の業界では知名度が高く、いわゆるブランドです。
私が、サラリーマン時代に手掛けた商品で、23~24歳の頃、初めて仕事の成果が評価され、自身でも手応えを感じた商品でした。
当時このラップは社内でもマイナーで包装資材店、そのころは折箱店を社名に掲げていた業者への販売が殆どでしたが、私は学生時代にレストランでアルバイトをしていて、シェフによくラップが切れては近くの折箱屋さんに買いに行かされていました。
ある日、ランチタイムの準備で、てんやわんやの時にラップを切らしましたが、さすがにサラダを盛る私が出ていくわけにはいかないところに、コーヒー問屋の若い営業マンが珈琲豆の配達にきました。人使いの荒いシェフはその営業マンにランチ御馳走するからとラップを買いに行かせました。
・・・こういう経験を記憶に持っていた私は、すかさず、このポリマラップの担当になったとき、珈琲問屋や寿司種の問屋など、外食産業向けの業務用食品問屋に売り込みに行ったところ、行くところ行くところ、契約してくれるではありませんか?しかも地方の営業所への売り込みが、いつのまにか大阪や東京の本社からの契約に結び付きました。
もっとも、この成功も当時の親会社のラップ担当課長でもあった上司が良いところをもっていきましたが、それはそれで後々、その人からは信頼されていましたし、なにより自身のスキルの源にもなりましたので満足しています。それがサラリーマンの社会であり、皆さん経験していることですよね。
なにわともあれ、少し思いのこもった商品にて、いまもアマゾンのルートだけですが細々と取り扱いしています。