当社の園芸植物の在庫の棚場には、毎日色々な動物が現れます。
実物盆栽が多いので、野鳥にとっては楽園というより、ファミリーレストラン状態です。
最近、柑橘系の苗木に実を成らせて販売する形態が流行で、当社もいくつか仕入れていますが、本当にきれいに中の実だけを食べて、きっちり皮だけ残していきますが、その食べっぷりは芸術的です。
実は、当社ではネット販売をする場合、実付であっても事前に実を落として撮影して、実が無い状態で販売します。輸送途中に落果するクレームを未然に回避するためです。
また、本来、苗木は実を付けると弱るので、取り除くのが一般的です。ですから、逆に実が付いている苗木が少なく、最近、奇をてらって実付の苗木が「商法」として登場しています。
正直、地元で直販する売店ではよく売れています。
この木はネット販売用の撮影前の在庫で、撮影時にはさみで落とし、私が食べるはずであった果実でした。でも当社の敷地で遊ぶ鳥たちは糖尿病の私の健康に気遣って、先に食べてくれたようです。
それにしても見事である。