有用植物とは「衣食住において人間生活に役だつ植物をいう。」とある。
当社が販売するほとんどの苗木はこの範囲にあるように思います。
というよりは、意識して「より有用で、より隙間にある植物」が仕入れの基準です。
より、有用は果樹苗木や野菜の苗だろうが、食卓により上がるものとなるが、そうなると苗木の販売的には当然ながらライバルが増えてきます。ライバルが増えると自然に大手が強いのが世の常です。
零細弱小企業としての本領発揮は「隙間で強いこと」が必要になります。
だから、お茶の木、ポポー、フェイジョア、アケビバナナ、ゲットウ、大和当帰、コシアブラ、行者ニンニク、ヘーゼルナッツ、ナツメ、天台烏薬等々、街の園芸店やホームセンターでも見かけないものが当社の得意品種となっています。
サラリーマン時代も「ニッチ」を探すのが得意でしたから、その感覚が今も続いています。商売経験って大事なんだと、つくづく感じています。