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画像は今朝のヤフオク[讃岐屋緑兵衛]の入札状況トップ15です。
先週の月曜日は、ここに赤松と真柏の盆栽素材のみで構成されていました。
これが、当社のコロナ禍以降の「変化」の正体そのものです。
amazon向けブドウの苗木の在庫で少し丈の低いものを、B品として選別していたものが増えてきたので、メルカリShopに出品する前に試しにヤフオクに出してみると、500点を超えて出品している並み居る盆栽素材を飛び越えて上位15位に飛び出しました。
何に驚くかというと、その速度です。通常盆栽は出品してから終了間際に入札が入るのが多いのですが、このブドウの苗木は出品すると大袈裟ですが瞬時に入札が入るすさまじさです。
当社の植物の取り扱い比率がここ2年で急激に果樹苗木にシフトしているのはこういうことなのです。盆栽に比べ果樹苗木を購入する層が圧倒的に多いということです。逆に分析すると、やっぱり盆栽人口が極めて少ないということです。
結果、この現象は盆栽素材を得意とする当社にとっては危機感を持ちつつ、今後の販売方針を考えるべき材料なのです。
すでにこの状況を受け止めて、比較的継続してお買い求めいただける購入層や価格帯に限定した商品構成に集約しつつあります。
私的には、盆栽愛好歴10年未満で、小品から中品までの盆栽を「作ること」を楽しみにしている層がターゲットです。10年を超えると手持ちが増えて急激に購買量が減ります。また高級志向になってきます。
いわゆる盆栽を一番楽しんでいる層にむけて盆栽素材を提供し続けたいと考えています。でも経営的には果樹苗木シフト拡大は必至です。