今週の花市場で見かけた商品です。
思わず買いそうになりましたが、踏みとどまりました。
面白い品ではあるが売れるには値段とのバランスが必要ですが、相対価格(生産者希望価格)をみると結構難しい商品である。
自社でミニカーを仕入れて多肉を乗せる方が断然安くなるが、今度はまとまった数が販売できるかどうかである、そうなるとすべてがやはっりバランスを見ながらの商売となる。商売とはそういうもので、まずバランスが必要なのです。
AIDMAの法則は良くできたマーケティング理論でアテンション(注意)からのインタレスト(興味)そしてデザイヤー(欲求)をメモリー(記憶)させてアクション(行動)させるから売れるのです。ここには品質と価格そしてデザインが絡んで微妙なバランスで売れる方に振れるか否かです。だから商売は面白い。
こういうことを考えながら、朝からひたすら棚卸していました。
そうです。決算なのです。無事17年目が終わりました。来週から18周年です。
昨日から在庫表とチェックカウンターと電卓をたたきながら会社中歩き回っています。昨年より多いのは毎月の仕入れ量で織り込み済みだが、数字がきちんと出ると、それはそれで怖いもので、結局売り上げは盆栽以外の植物が多いのに、在庫は盆栽の方が多くなる、これが盆栽の商売の難しさである。
盆栽の販売にはバランス感覚はとても重要で、来期はぜひ理想的なバランスを追求したい。
でも事業的には果樹苗木の比率を上げる方が、効率の良い経営が出来るのかもしれない・・・と考えるべきかもしれない。この方向性は来期の仕入れ状況で決めようと思います。