令和6年11月の表紙の画像はツメレンゲの開花前の状態です。
讃岐の国に100年続く盆栽の交換会、
綾歌農協の盆栽部会の競りに登場してきました。
ツメレンゲは普段よく見かけますが花は初めてです。
もしかすると異様なために今迄気づかなかったのかもしれません。
それほど普通に身近にある多肉植物です。
この動物のしっぽのようなところが全て花で、
画像はまさに開花直前の蕾が列で並んでいます。
不思議なのは、この花が開花して終わると、このしっぽ(みたいな部分)が
無くなってしまうそうなんです。
すると日頃よく見かけるツメレンゲの姿に戻り子が増えているとのことです。
競りにかかったので買って様子を見ようと思っていましたが、
他の人が競り落としていきました。
やっぱりこういう「異様」な状態は、
ありふれた植物でも高値が付くのですね。
でも出品者は計算して、この個体が一番よく見えるように、
少し年数の乗ったやや風化しつつある軽石鉢に植え込むという
ちゃんと演出をしているんですよね。
園芸の商売はやっぱり面白い。
2024.11.01.